日本の金利は、世界的に見て依然として低い水準にあり、円建て定期預金では元金を2倍にするのに282年程度かかる計算になる。一方、主要新興国の10年国債利回りは2~11年程度で投資資金が2倍になる水準にある。この差を利用し、金利の「力」を上手に活用して長期的に資産を育てることが重要である。
主要先進国と新興国の10年国債利回りを比較すると、日本は0.255%(2025年5月19日時点)であり、他国と比べて格段に低い。メキシコ、ニュージーランド、米国、ドイツ、英国、南アフリカ、トルコなどが高い利回りを示している。
先進国債券と新興国債券のパフォーマンスを比較した結果、1998年12月末から2025年5月末にかけて、新興国債券が先進国債券を上回るパフォーマンスを示した。特にインカム収益の積み上げ効果がパフォーマンスの安定化に寄与している。
投資信託は値動きのある資産を投資対象としており、基準価額は変動するため元金割り込みのリスクがある。また、申込み・保有・換金時には費用が発生する可能性がある。投資信託の説明書(交付目論見書)を参照すること。